貧血患者を診たときに行う検査

医師(医学生)向け

貧血の原因検索

貧血の原因としては、腎性貧血、溶血性貧血、小球性貧血、大球性貧血、二次性貧血、血液疾患に伴う貧血に分けて考えるとわかりやすい。

以下にそれぞれに対する検査所見を述べていく。

提出する検査項目

・腎性貧血→貧血があるのにEPO(エリスロポエチン)が上昇していなかったら腎性貧血が疑われる。しかし、EPOは提出してから結果が出るまで時間がかかるためRet(網状赤血球数)を見て腎性貧血がありそうか無さそうかを判断する。

・溶血性貧血→LDH上昇、ハプトグロビン低下

・小球性貧血→鉄欠乏性貧血ー鉄、フェリチン低下、UIBC(TIBC)上昇

・大球性貧血→ビタミンB12、葉酸低下

・血液疾患に伴う貧血→M蛋白、k/λ比、BJP蛋白

・二次性貧血→CRP上昇、フェリチン上昇、鉄低下

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