患者さん
肝硬変ってどんな病気なの?
医師
肝硬変とはアルコールやB型肝炎、C型肝炎が原因となり肝臓が線維化することで肝臓の機能が低下する病気です。
患者さん
肝臓の機能が低下すると何がいけないの??
医師
肝臓の機能が低下すると肝臓で作っているタンパクなどを作れなくなることで腹水や浮腫が生じます。また、アンモニアなどの有害な物質を分解することができなくなり、意識障害などを生じることになります。肝硬変になることで門脈という静脈の圧が上昇し静脈瘤を生じます。それが破裂すると吐血などが起こります。肝硬変が進行すると肝細胞癌となるので十分注意が必要です。
患者さん
日常生活で気をつけることとして何がありますか?
医師
食生活には気をつけなければなりません。
塩分を多く摂取すると腹水や浮腫が悪化するので塩分は控えましょう。
また、タンパク質が分解されてアンモニアが生じるわけですからタンパク質は制限しましょう。
患者さんが最低限知っておくこと
.上記のことに加え、黄疸、腹部の血管の怒張、男性なのに女性のような乳房となる、消化管出血などを生じるということ
.アルコールは控えること
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